
みんなで繋いだ命
ある早朝、いつもより5分遅れて職場に着くと、駐車場でカラスが何かをつついていました。
近寄ってみると掌に乗るほどの小さな子猫!
「賃貸だから飼えない」「これから仕事なのに」なんて考える間もなく体が動き、弱り切った子猫を保護しました。
出勤前の彼氏に連絡すると職場まで駆け付けてくれ、彼氏から彼氏の実家に、彼氏の実家から私の実家にと子猫が輸送され、みんなで懸命な看病をしました。
今ではあの弱々しさが嘘だったかのように元気になり、里親となってくれた彼氏の祖父母の家で暮らしています。
あの時私がいつも通りに着いていたら、カラスを無視していたら、彼氏に連絡が通じなかったら、みんなで看病しなかったら。
きっと子猫は助けられなかっただろうと考えると、小生意気でワガママな性格も可愛く思えるのです。
出会いの経路 | 捨て犬・捨て猫を保護 |
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投稿日 | 2017年07月28日 |
応募部門 | いのちつないだニャンコ |
作品ID | 6607 |
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