
ちいさな命への祈り
毎日どこかで子猫が捨てられてる。
ボランティアさんが寝ずの番でお世話してる。
それでも、消えていく命がある。
お母さんから引き離されて、冷たい段ボールの中に入れられる気持ちは、どんなんやと思う?
寒いなあ。心細いなあ。そばで冷たくなっていく兄弟姉妹……悲しいなあ。こわいなあ。
人間には、わからへんの?
ぼくは生まれてすぐに、お外育ちの母さんからはぐれてしもたけど、ボランティアさんに助けられて大きくなれた。
でも、ちょっとでもタイミングが悪ければ、ぼくも今日ここにはおらへんかもしれへん。
ぼくは、怒ってるよ。
命の重みを理解しない人間を許さない。
ぼくは、祈ってるよ。
これ以上、ちいさな子猫たちの命が消えないように。
出会いの経路 | 愛護団体から |
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投稿日 | 2017年06月04日 |
応募部門 | いのちつないだニャンコ |
作品ID | 3980 |
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